なんとなく発表会

小学校のプログラミング学習事情(離) by コアラ

さて、近所の小学校のプログラミングの現状をまとめると

『小学校は何かできるのか?』
➡タブレットを全校生徒分用意することができる。各家庭でのインターネット接続確認もできる。
『誰が教えるのか?』
➡一部のマニアックな先生が、部活で少人数を相手に教えることができる。これによって、ある程度ノウハウが集められれば、次の段階へ進むことが可能なはず!
『意味があるのか?』
➡プログラミングに触れることで、ものの考え方に幅ができる。アラフィフの自分からみれば、学校の教材として触る経験で、IT機器への苦手意識がなくなるなら、それだけでも十分、意味はあると思う!

国から文部科学省の理想が降りてくるけれど、小学校は『おまかせ』と言われて対応に困っているというのが実情なのではないでしょうか。それでも、『意味がない』ということはないと思います。是非、頑張っていただきたいです!

国から地方へ理想がおりてくる……といえば

そういえば以前、総務省が地方自治体に、住民向けにIT講習会を開催しなさいって言った事がありましたね。あの時は、多くの自治体が途方に暮れる中、民間の専門学校が先に動いたといった印象でした。

あの頃、私はIT系の授業も手掛ける社会人向けの専門学校で働いていて、地方自治体からIT講習会を受注するプロジェクトチームに配属されていました。いや~大変な仕事でしたね、実際。

毎日が予想だにしない事件の連続

とにかく、自治体ごとに個別の対応を迫られるから初めての事ばっかり!

◉受注
入札権がないと受注できない地方自治体があって、入札権を持っている土建屋さんの下請けになって、孫請受注しようかとか、色々案が出てましたが、どうなったんだったか……。
◉抽選
不公平のない応募者の抽選のために『正ランダムの抽選プログラム』を作らなければ!ってなって、プログラミングの講師陣を呼び出したり……
◉当選者への通知
当選のお知らせを当の自治体の消印にするために、電車を乗り継いで隣の県のポストに入れに行ったり……
◉会場準備
当選者の中に手話が必要な方がいて、手話通訳者を探したけれど、IT用語を通訳できる人がおらず、引き受けてくれる所がなかったり……
◉講習前日
S急便で発送したIT講習テキストが自治体会場に届いておらず、どうなったか問い合わせたら、「荷物がない!ないものは運べない!」と逆にこっちが怒鳴られたり……

枚挙にいとまがない!

翌年の3月に寿退社したんですが、結婚式当日に営業担当さんから電話がかかってきたのを覚えています。もう20年以上前の話ですがね~。

koala編集風景

そんなわけで、『小学校のプログラミング学習事情』についてコアラの個人的見解をお送りいたしました。ご清聴ありがとうございました。

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