Grouch(不満)とAnger(怒り)その2
前回のあらすじ
通勤電車の中で怒声を聞いたコアラ。約20数年前、専門学校に通っていた頃に受けた授業内容を思い出して書いてみました。
グラウチを召喚しない秘策
予測と現実の乖離を少なくするには、
『予測の範囲を広くとる。』
特許法を少し調べると良いかも知れません(笑)クレーム(特許請求の範囲)を広くとる方法と似ている気がします。
『高速道路』とは、制限速度が一般道より速かったり、信号がない(または少ない)ため、高速で走ることができる可能性がある道路。
高速で走れるかどうかは運次第だと思っておけば、渋滞していても諦めがつきます。実際、予測不能の事故で渋滞することもありますから、『可能性がある』程度の予測が妥当なのではないでしょうか?
『シャワールーム』はシャワーを浴びる場所ですが、浴びられるかどうかは別のお話。
シャワーからお湯が出ないなんて比較的レアな話ですから、全裸でお湯の出ないシャワーの蓮口と蛇口を交互に眺めている人というのは想像するだけでちょっと面白い。明日、学校や職場でみんなに話してみればきっとウケます。良い話のネタができたんじゃないでしょうか?(笑)
あと、街で困っている人を見かけて手助けする時は、『私って優しいわ~』って自分が満足する。万が一、相手が迷惑していたとしても気にしない。
これなら相手が『ありがとう』と言ってくれなくても気持ち良い一日が過ごせます。よくいるんですよね~。「手伝ってあげたのにありがとうの一言もない」って怒っている人。『小さな親切、大きなお世話』という事は実際にあると思います。
親切は自己満足の範囲でお願いしたい。(笑)
さて、冒頭のお話のつづきです。
通勤電車で 怒鳴っていたのは誰か?
あるオジサンが約束の時間に遅れそうになり、グラウチを召喚してしまいます。グラウチを連れたオジサンは切符を買う時間もなく、ホームに来ていた電車に飛び乗ったので、車掌さんに乗車券を発券してもらうことになります。車掌さんが切符を作っている間、オジサンは待っているだけなので、気になる事を聞きます。
- この電車は何時に乗り換えの駅に着くのか?
- 乗り換えた線の電車は何時に出発するのか?
- 乗り換えの時間は何分あるのか?
- 切符代はいくらか?
車掌さんはいちいち調べて的確に答えますが、調べている間は手が止まります。オジサンは慌てているので、車掌さんの手が止まることに苛立ちます。
「そんなこと覚えておけ!さっさとせんかい!!」
車掌さんは冷静に答えます。
「乗り換えの駅まではまだ時間があります。大丈夫ですよ。」
本当に、電車に乗っている間は車掌さんの言うように、焦らなくても大丈夫なんです。というか、焦ってもどうしようもないのですが、慌てているオジサンにとっては逆効果だったようです。
「言い訳するな!モタモタするな!!」
困ったオジサンだなぁと思いながら見てたのですが、オジサンのグラウチが発生させた怒りの感情は車掌さんにも影響してしまったようです。乗車券を受け取り、別の車両へ移ったオジサンを見送った後、車掌さんが乗務員室の窓を開け、窓の外に身を乗り出して怒鳴っていたのでした。
車掌さん、折角の的確な対応が台無しになりますから、控室に戻ってお客さんのいないところで、同僚とあるあるネタとしてお話した方がいいと思いますよ。
だってちょっと怖いです💦

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