小さな親切大きなお世話
突然ですが、みなさんは親切心から『警察に電話』したことがありますか?
私は多分、そんなに親切なタイプではないので、回数としては少ない方だと思います。約50年間生きてきましたが、これまでに3度、親切心から警察に電話をしたことがあります。
3度の電話内容
というわけで、3度の電話内容を発表したいと思います。
1回目はmacacoが産まれる前
家で夕食のメニューを考えながら、料理番組を見てると、視界に端に動くものがあります。場所はマンションの2階。物干しベランダには洗濯物がぶら下がっています。が、その日は風が穏やかで、腰より低い位置に干した洗濯物は揺れていません。
では何が動いているのか…… ニホンザル?! 器用に電線をつかんで、ベランダの向こうを右から左に通り過ぎていきました(笑)
念のため『警察に電話』。
「引っ越したばかりなもので、もしなんでもないことだったら、スルーしてもらっていいんですが……」
と前置きして通報したものの、後で聞いてみると、ずっと以前に野生の猿を餌付けしていたエリアからそんなに離れていない場所だったようです。
珍しいけど、通報するほどではなかったのかも知れません💦
2回目はカポエイラの帰り道
夜9時頃です。車を走らせていると、道路沿いの植栽の向こうから、何かがニョッ と出てきました。みつけたのは運転手の黒ヒョウ。
「人の脚っぽかった……」
と言うので反対車線から戻って、再度通過。人間の脚に違いなさそうです。植栽の横に寝そべっている様子。脚は曲げていれば側道の内側。伸ばせば道路に少しはみ出してきます。
とりあえず『警察に電話』。
そのまま家に帰ったのでどうなったのかは分かりませんが、金曜日の夜、飲み過ぎてちょっと休憩していたのでしょうか?放っておいても酔いがさめれば自力で帰ったかも。
警察沙汰になって騒ぎが大きくなってしまった可能性があります💦
3回目は事故っぽい車
少し土手になった道路の脇に溝があり、その向こうに田んぼや店舗、住宅がならぶ見通しの良い道路です。ふと見ると、後輪を溝にとられて身動きができなくなっている車 があります。歩いて横を通ると、運転席に年配の男性。
「大丈夫ですか?」
と声をかけると、扉を開けて出て来られました。通りすがりの車の方も降りてこられて、運転手さんに声をかけます。
「とりあえず、警察に電話してあげて。」
と言われ、それもそうだと思って『警察に電話』。
事情を聴いてみると、道路から落ちて溝にはまったのではなく、横の敷地から道路に出ようとしてバックしていて溝にはまったらしいです。ゆっくりバックしていて溝にタイヤを取られた程度な訳です💦
「警察、呼ばなくても良かったのに」
と、お家の方が本音をチラリと漏らしていられました。ですよね…… 騒ぎ立てして申し訳ない💦 私が声をかけていなければ、通りすがりの方もわざわざ降りてこられなかったのかも知れません💦
ちょっとの親切、ちょっとの迷惑 くらいが理想
そんなわけで、『警察に電話』くらいの大それた親切心は自己満足として成就することは比較的少ない(笑)自分が『ちょっとイイコトした』くらいで、相手の方も親切な人だった(ちょっと迷惑だったとしても、まぁ許せる)くらいの、小さな小さな親切がベストだなぁと思います。反省、反省💦
できれば、『警察に電話』なんてシチュエーションには遭遇したくないものですね💦

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