中間子の『トロッコ問題』
※この文章はwikipediaからの抜粋を多く含んでいます。
『トロッコ問題』をご存じですか?
実は前回の発表を書いていて思い出しました。子供向けの問題集を探していた時にみつけたんですが、面白いので発表しますね。
トロッコ問題(トロッコもんだい、英:trolley problem)あるいはトロリー問題とは、「ある人を助けるために他の人を犠牲にするのは許されるか?」という形で功利主義と義務論の対立を扱った倫理学上の問題・課題。
人工知能が制御する自動運転車においても、衝突が避けられない状況でAIの判断基準をどのように設計するかという問題とも関連している。
研究自体は1960年代のものですが、現在でも研究のテーマとして新しくて、興味深いですね。
それでは『トロッコ問題』をやってみましょう!
実際に自分ならどうするかを考えながら読んでみてくださいね。
- 1問目
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線路を走っていたトロッコが制御不能になった。このままでは、前方の作業員5人が轢き殺されてしまう。この時、たまたま あなたは線路の分岐器のすぐ側にいた。
あなたがトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別路線でも作業員が1人で作業しており、5人の代わりに1人がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。
あなたはトロッコを別路線に引き込むか?
答えが決まったら、2問目を読んでください
- 2問目
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線路を走っていたトロッコが制御不能になった。このままでは、前方の作業員5人が轢き殺されてしまう。この時、たまたま あなたは線路上に設置された橋の上にいる。
あなたの横には、太った人が橋の欄干に身を乗り出して下の線路を見ている。もし彼を線路上につき落として障害物にすれば、トロッコは確実に止まり5人は助かる。だがそうすると太った人はトロッコに轢かれて死ぬのも確実である。男は状況に気づいておらず、自らは何も行動しないが、あなたに対し警戒もしていないので突き落とすのに失敗するおそれは無い。
あなたは太った男を突き落とすか?
答えは決まりましたか?
解説
まずは、他の人がどう答えたかを紹介します。
- 1問目、分岐器を切り替えても許されると答えた人は89%
ほとんどの人が、5人のために1人を犠牲にするのは有!と思っています。 - 2問目、突き落とすと答えた人は11%
5人のために1人を犠牲にするのは有!って言うたんは何やったん?!(笑)
なぜ、同じ5人の命と1人の命を天秤にかけたのに、答えが逆転するのかを考えるのがのこ研究のテーマです。
それでは解説↓↓↓
- 行動の原理:
- 行動による害は行動しなかったことによる危害よりも、非道徳的だと判断される。
- 意図の原理:
- 意図を持ってとった行動は、意図を持たずにとった行動よりも非道徳的だと判断される。
- 接触の原理:
- 肉体的な接触を伴う危害は、肉体的な接触のない危害よりも非道徳的だと判断される。
結局、何もしないのが一番ってか(笑)
ちなみに、前回の私の発表を見られた方は分かると思いますが、私は1も2も、『さんざん悩んだ結果、何もしない』でした。分岐器をガチャガチャやって結局元の位置に戻すんだろうな(笑)
少子化で人口が減った中間子ですが、生まれ順占いが正しいのだとすれば、分岐器を切り替えなかった11%は中間子率が高いと、わたしは予想していますよ~(笑

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