金銭感覚と衛生感覚
今回は、『小人の帽子』を作った時に思い出したことを、発表したいと思います。
あれは……遡ること約30年前……もう30年も前なのか!?(笑)
当時の職場の、隣の課の主任さんだった方から飲み会の席で聞いたのが「結婚する相手は『金銭感覚』と『衛生感覚』が同じ人にすべし」という名言。私の記憶が確かならば「この2つが合致すれば、後は大抵のことは我慢できるからなんとかなる。」とまで言い切っていたように思います。当時は「へぇ~」ってくらいでピンと来ていなかったんですが、今になって振り返ると名言だったなぁって思います(笑)
金銭感覚
『金銭感覚』はよく聞きますよね。同じくらいの生活レベルの人でないと、一緒に生活するのは難しいというのは何となく分かります。
例えば、毎日の昼食でも、情報番組で紹介されるような 1,500円ランチを「安い」っていう人と「高い」っていう人は一緒に生活したらケンカになりそうだと思いますよね。どこにお金をかけるかっていうのも大事なのかなぁって思いますが、まぁ好きなものが違うという事は理解できる範囲かも。
経理やってると、金銭感覚が違う経営者の方を良く見かけます。経理やりながら、この人と一緒に生活したらケンカが絶えないだろうなぁって思います。会って話をすると全然、経営者として優秀だと思うし、魅力的なんですが、このお金の使い方をされると一緒に生活したら気が揉めるだろうなぁと(笑)
あと、ボーナスを当てにしてローンを組んでしまう人。会社辞めたりクビになったり、潰れたりとか考えないのかなぁって思うんですけど、ボーナスは雇用契約に織り込み済みで絶対に貰えるものだと言うんですよね。
家族に金銭感覚が違う人がいて、毎日こういう事を思っていると多分、ストレスで死にます(笑)
逆もそうなんでしょうね。毎日小銭でうだうだ言って、クソ貧乏くさい生活してるヤツとは一緒にいるとストレスで死にそうになるんだろうなぁ( ;∀;)
でも、金銭感覚は家計の鉢がありますからね。我が家もたくさん貰っていた時がありますが、たくさん入ってくる時って、出ていく方もたくさんなんですよね。金銭感覚は多少違ってもたくさんあればたくさん使う生活になるだろうし、なければ使えないから仕方ないですよね。
借金してでも生活レベルを落とせない人とか、入ったお金は出さない主義を貫く人とかは別にして、そのうち似てくる気がします。
衛生感覚
で、それよりもどうしようもないのが『衛生感覚』なんです。
コアラの実家は洗面台も無いような家だったので、台所のシンクで洗顔も歯磨きもしていました。就職してすぐくらいだったと思いますが、営業さんの手土産で甘いものをいただいて食べた後、給湯室のシンクで口を漱いでいたら、先輩に「汚い」って叱られました。別に、食器に吐いた水をかけたわけじゃない。食器も何も置かれていないシンクですよ?何が汚いのか意味が分からなかったです(笑)
で、何が汚いのか分からないなぁって思うと、それ自体を反省しないんですよね。叱られた意味が分からないから叱られたことさえ忘れます。あるいは、叱ったことが相手の『気まぐれ』もしくは『ご機嫌ナナメ』だったように思います。そうすると、やめるか・またやっちゃうかは相手への気遣いに委ねられる事になります。(笑)
ウ〇コか!?
以前、同期入社の夫婦がいつも言い合いになるというネタがあって、それが寝間着のお話しでした。夫氏は職場から帰るとまず寝間着に着替える。それから食事をして、風呂に入ってまた同じ寝間着を着て、そのままベッドに入るそうです。妻氏はそれが不衛生なのでやめて欲しい と言うのだけれど、何が不衛生なのか夫氏には通じないそうです。
夫氏に話を聞くと、食事の間のせいぜい1時間しか着ていないので汚れていないと言い張るんですけど、個人的には妻氏の方に賛成です。「1時間しか着ていないから汚れていない」ってなんか小学生の頃に一部の人が言っていた『3秒ルール』みたいなヤツですよね。給食の唐揚げを床に落としても3秒以内なら汚くないから食べても良いみたいな(笑)
それで言ったんですよ「じゃぁ、その寝間着をウ〇コの上に置いても1時間以内だったら汚くないと、着れると?」って。そしたら「わしゃウ〇コか?!」って切り返してきました。「まぁ、ウ〇コほどではないけど……」
結局、どこまで許せるか、どこまで気遣ってあげられるか、そしてどこまでストレスが溜まらないかってお話しですよね。
そうなると、もともと感覚が似た人か、どうしても譲れないところが同じ感覚の人を選択するしかないですよね。
これからお相手を探すという人は参考にしてみてください。
可能であれば一回同棲してみて、一生このままでも生きていけるくらいのストレス状態であれば結婚して下さい。ストレスが溜まってきている感覚がある場合は、一旦持ち帰って冷静に検討しましょう(笑)

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