なんとなく発表会

カポエイラ漫画『バトゥーキ』 by macaco

※『macaco(マカコ)=猿』

別名と別技。

カポエイラ漫画『バトゥーキ』 有名な『最強の蹴り技』

『Rabo de Arraia = ハボ・ジ・アハイア』

ポルトガル語を直訳すると『エイの尻尾』となる。

ハボは『尻尾』
ジ は『~の』
アハイア は『エイ(魚の種類)』

『バトゥーキ』では『メイア・ルーア・ジ・コンパッソ』の別名 と説明しているが、うちのジムでは 別技 としている。

うちのジムの場合は、『メイア・ルーア・ジ・コンパッソ』は回転する時に手を床につき、『ハボ・ジ・アハイア』は手を床につかないとなっている。

ちなみに、別名と考えているのは、カポエイラアンゴーラというカポエイラのスタイル であることが多いらしい。となると、別技と説明している 今のジムの先生は、カポエイラアンゴーラ系の先生ではない ということなのかもしれない。

解説:その7

さて、今日のカポエイラ解説は『ハボ・ジ・アハイア』ではなく

『Meia Lua de Compasso = メイア・ルーア・ジ・コンパッソ』

ポルトガル語を直訳すると『半月コンパス蹴り』?

メイア は『半分』
ルーア は『月』
ジ は『~の』
コンパッソ は『コンパス』

カポエイラを代表する 基本キックで、威力が強く、重要な蹴り である。下の方から伸びてくる後ろ回し蹴りという感じ。今のジムでは省略して『コンパッソ』、前のジムでは『メイア・ルーア』と呼んでいた。

~やり方~

  • ①ジンガ中、下げた足を平行に戻さずに、一歩前に踏み出す。
  • ②着地した足によって、体全体が正面より後ろ側に自然に回るので、そのまま両足の間に直角になるように両手をつく。
  • 手足の位置
  • ③遠心力を使って、頭は床すれすれくらいまで下げる(両腕の間から相手の顔を見るくらい下げる)。踏み出していない方の蹴り足を上げる。
  • ④回転の勢いを殺さないように、そのまま後ろ側にぐるっと回って、相手の頭を狙って蹴る。(漫画『バトゥーキ』では蹴り足を少し曲げて実践向けの蹴り方をしていたが、基本的に足は曲げずに伸ばしてける。)
  • ⑤『メイア・ルーア(半月)』なので、半円を描くように脚を動かし、360度回って着地する。

説明で書くと難しそうに見えるけど、やってみるとそんなに難しくない。回転の勢いを利用し、そのままぐるっと回し蹴るのを意識すると良い。破壊力があるので、ぜひマスターして欲しい

ただ、連続でやると目が回るので注意!続けて蹴る時は左右交互にすると目が回りにくいかも知れない。ちなみに、目が回った時は、手の親指を立てて、その爪の先を見るとすぐに治る。ジョゴ中はそんな暇はないけど、目が回ったら試してみると良いと思う。

今日は、ここまで!!

macacoの実演風景
〇 コンパッソをするmacaco

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