解説：その８

さて、今日のカポエイラ解説は

『Benceo ＝ ベンサオン』

ポルトガル語で『祝福』を意味する言葉。
カポエイラの 基本キックで、相手に当てて使う前蹴り である。（カポエイラのキックは相手に当てないのが基本）

～やり方～

• ①ジンガ中、後ろに下げた脚を平行に戻さずに膝を水平に上げて一旦止める。
• ②上げた脚の足の裏を使って相手のお腹を優しく押す。
• ③蹴り終わった脚は軸足より後ろへ着地する。次に足を平行にすれば、そのままジンガへ繋げることができる。

なぜこの蹴りに『祝福』と名前がついているかというと、基本的にはお腹を蹴るので、蹴られた方が頭を下げてしまう。その姿が、僧侶(?)から祝福を受けた人の姿に似ている かららしい。

蹴り技だけれども、攻撃用ではなく相手を押すような、けん制や間合いを取りたい時に使う ことが多い。僧侶になったつもりで、優しく蹴り出すと良いと思うが、蹴った時に相手がケガをしないように注意したい。

ポルトガル語のベンサオンが覚えにくい人は『便所サンダル ＝ ベンサン ⇒ ベンサオン』と覚えておくと良いって、コアラが言っていた。

今日は、ここまで!!